都市工学専攻
神戸市は背後に緑豊かな六甲山系を抱え、温暖な瀬戸内海に面した自然に恵まれた東西に長い地形に街が形成されている。
21世紀に向けた街造りには、自然の恩恵を充分に活用する必要がある。しかしながら、自然環境は土砂災害、地震、高潮などの自然災害の基となり、
また急速な都市化はあらたな災害を生じることにもなりうる。そのために、今後は防災機能を充分に備え、
少子・高齢化社会、福祉社会に対応すべく豊かな自然環境を組み込んだ街作りが必要となる。
本専攻では、このような観点から防災、自然環境を融合させた従来の土木工学、環境工学を基礎とし、
本科で習得した専門的知見に加えて、自然災害による防災、水圏・地圏における環境保全、自然や市民に配慮した街作りに関連する教育・研究を行うことにより、
自ら課題の発見・解決できる技術者の育成を目指している。
特別研究のテーマ例
- 都市近郊の里山に残存する農業用ため池の淡水ブルーカーボンとしての適性評価
- 軽量コンクリート充填二重鋼管合成部材の曲げせん断特性に関する実験的研究
- 廃碍子のコンクリート用細骨材としての適用性に関する研究
- 短繊維補強コンクリートの道路舗装への適用に関する研究
- コロナ禍における障がい者および重症心身障がい者の外出の現状と課題
- コンクリート充填楕円鋼管部材の曲げ特性に関する実験的研究
- 都市河川河口人工わんど内に敷設した鉄鋼副産物の酸素消費特性
- PVA 短繊維を混入した高強度軽量コンクリート RC 梁のせん断挙動
- コンクリート充填ステンレス二重鋼管短柱の中心圧縮実験
- みなとオアシスの特徴から見た今後の地域拠点としてのあり方
- 高強度軽量コンクリート1種を用いたPC梁のせん断体力に関する実験的研究
- 日本人の雨に対する感性解析による空間デザインの一考察
- 超速硬PVA繊維補強軽量コンクリート2種の道路橋床版上面補強への適用性の検討
- 供試体作製方法と粒子形状がせん断強度特性に及ぼす影響
- 植物の遷移戦略を踏まえた順応的管理に向けた海浜植生の将来消失予測
- 三角形要素網モデル(TIN)を用いた表層崩壊発生危険度評価手法の提案
- 二重鋼管・軽量コンクリート2種充填合成短柱の圧縮特性に関する実験的研究
- 土砂の突入によって生じる波の特性に関する研究
- 淡路島沿岸砂浜の液状化特性に関する実験的研究
- 自然公園における自然災害被災リスクの空間的特徴
- 軽量コンクリート二種充填円形鋼管部材の曲げせん断実験
- 超音波を用いた底質粒度の測定に関する基礎的研究
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修了後の進路(5年分)
進路
令和5年度
進学先 | 神戸大学大学院(2) |
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令和4年度
進学先 | 大阪公立大学大学院(1) |
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就職先 | 兵庫県(1)、(株)オリエンタルコンサルタンツ(1) |
令和3年度
進学先 | 大阪大学大学院(2)、神戸大学大学院(1)、大阪市立大学大学院(1)、長岡技術科学大学大学院(1) |
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就職先 | 国土交通省(1) |
令和2年度
進学先 | 大阪大学大学院(1)、神戸大学大学院(1) |
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就職先 | 兵庫県(1)、京都市(1)、姫路市(1)、大成建設(株)(1) |
平成31年度
進学先 | 名古屋大学大学院(1)、University of Michigan(1) |
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就職先 | 日揮(株)(1)、(株)オリエンタルコンサルタンツ(1)、NTTインフラネット(株)(1) |
※ ( )内の数字は実際の人数です。
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