科 目 | 経済学II ( Economics II ) | |||
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担当教員 | 伊藤 国彦 非常勤講師 | |||
対象学年等 | 全学科・5年・後期・選択・1単位【講義】 ( 学修単位I ) | |||
学習・教育 目標 |
C3(80%), D2(20%) | |||
授業の概要 と方針 |
本科目では,マクロ経済学の基本的な理論(GDP,マクロ経済政策,IS-LMモデル等)を学び,最新の経済問題を理解するための知識を身につける.また,技術者として社会で活躍するための見方・考え方を養う. | |||
到 達 目 標 |
1 | 【C3】 マクロ経済指標について理解する. | 2 | 【C3】 GDPと総需要の理論について理解する. | 3 | 【C3】 金融市場について理解する. | 4 | 【C3】 マクロ経済政策について理解する. | 5 | 【D2】 IS-LMモデル・分析について理解する. | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
評 価 方 法 と 基 準 |
到 達 目 標 毎 |
1 | マクロ経済指標についての理解度を,定期試験の得点により評価する. | |
2 | GDPと総需要の理論についての理解度を,定期試験の得点により評価する. | |||
3 | 金融市場についての理解度を,定期試験の得点により評価する. | |||
4 | マクロ経済政策(財政政策と金融政策)についての理解度を,定期試験の得点により評価する. | |||
5 | IS-LMモデル・分析についての理解度を,定期試験の得点により評価する. | |||
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総 合 評 価 |
成績は,試験100% として評価する.成績は,定期試験100%として評価する.定期試験は100点満点で,60点以上を合格とする. | |||
テキスト | テキストは指定せず,講義ノートで行う.講義レジュメのプリントを配布する. | |||
参考書 | D.A.メイヤー著,桜田訳,『アメリカの高校生が学んでいる経済教室』,SBクリエイティブ N.G.マンキュウー著,足立他訳,『マンキュウー経済学I マクロ経済学編(第4版)』,東洋経済新報社 |
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関連科目 | 政治・経済(3年),経済学II(5年) | |||
履修上の 注意事項 |
受講者の理解度に応じての進度や内容を調整するので,授業計画に若干の変更があり得る. |
週 | 上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など) |
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1 | 授業ガイダンス |
授業の進め方や評価方法などを説明する. | |
2 | 経済循環と国内総生産(GDP) |
経済循環のしくみと国内総生産(GDP)の概念について説明する. | |
3 | マクロ経済指標(GDP統計・景気指標) |
GDP統計と景気指標から日本経済の生産や需要の動向を読み解く. | |
4 | 財市場の理論その1 |
経済全体で消費や投資がどのように決まるのかを理解する. | |
5 | 財市場の理論その2 |
経済全体での総需要=GDPの決定メカニズムを理解する. | |
6 | 財市場で行う財政政策 |
財政政策の手段と財市場の理論を応用した財政政策の効果分析を理解する. | |
7 | 貨幣市場と金融政策その1 |
貨幣乗数の理論を基礎に金融政策の基本的なしくみを解説する. | |
8 | 貨幣市場と金融政策その2 |
日本銀行が実施しきた金融政策を例にして,現実の金融政策について理解を深める. | |
9 | マクロ経済指標(物価統計) |
物価,物価指数,インフレ率について理解し,統計から物価動向を読み解く. | |
10 | 労働市場における問題 |
失業,低賃金,所得格差など労働市場の問題を紹介する. | |
11 | マクロ経済指標(雇用統計) |
失業率や実質賃金などについて理解し,統計から労働市場動向を読み解く. | |
12 | 貨幣市場と利子率 |
貨幣市場における利子率の役割を重視するケインズの貨幣理論を理解する. | |
13 | IS−LMモデルとは |
ISは財市場の需給一致式で,LMは貨幣市場の需給一致式であることを確認する. | |
14 | IS−LMモデルによる分析 |
IS(財市場)とLM(貨幣市場)を同時に考慮して分析する手法を身に付ける. | |
15 | IS−LMモデルによるマクロ政策効果分析 |
IS−LMモデルを用いて財政政策と金融政策の効果を分析する. | |
備 考 |
後期定期試験を実施する. |