科 目 | 通信工学U ( Telecommunication Engineering II ) | |||
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担当教員 | 中村 佳敬 准教授 | |||
対象学年等 | 電気工学科・5年・後期・選択・2単位【講義】 ( 学修単位II ) | |||
学習・教育 目標 |
A4-E3(100%) | |||
授業の概要 と方針 |
インターネットに代表される情報通信ネットワークに関して,TCP/IPプロトコルを中心に学習し,ネットワーク構築,管理,運営に必要な基本知識や技術を習得する.本授業ではゼミ形式を取り入れる. | |||
到 達 目 標 |
1 | 【A4-E3】 コンピュータネットワークの概念を理解する. | 2 | 【A4-E3】 通信一般に必要な通信プロトコルレイヤについて説明できる. | 3 | 【A4-E3】 TCP/IPの考え方と,具体的な仕組みや機能について説明できる. | 4 | 【A4-E3】 セッション層・アプリケーション層における各種プロトコルやサーバとその周辺技術の説明ができる. | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
評 価 方 法 と 基 準 |
到 達 目 標 毎 |
1 | コンピュータネットワークの種類や構造について,中間試験・レポートで評価する. | |
2 | 通信一般に必要な通信プロトコルレイヤについて,中間試験・レポートで評価する. | |||
3 | TCP/IPの考え方と,具体的な仕組みや機能について説明ができるか中間試験・定期試験・レポートで評価する. | |||
4 | アプリケーションで使われるプロトコルやサーバとその周辺技術を理解しているか定期試験・レポートで評価する. | |||
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総 合 評 価 |
成績は,試験85% レポート15% として評価する.試験85点,レポート15点の総合成績100点満点で60点以上を合格とする.試験評価は中間試験と定期試験の算術平均とする. | |||
テキスト | 「マスタリングTCP/IP入門編」:井上直也・村山公保・竹下隆史・荒井透・苅田幸雄(オーム社) | |||
参考書 | 「新しい情報ネットワーク教科書」:井戸伸彦・法雲俊邑(オーム社) 「情報通信ネットワーク」:滝根哲哉(オーム社) 「情報ネットワーク工学」:池田博昌・山本幹(オーム社) 「情報通信工学」:岩下基(共立出版) 「基本を学ぶ コンピュータネットワーク」:菅原真司(オーム社) |
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関連科目 | 情報基礎,情報処理など情報系科目 | |||
履修上の 注意事項 |
状況により講義の実施順序を入れ替えることがある.社会状況などにより,授業計画や総合評価など変更する可能性がある. |
週 | 上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など) |
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1 | 通信とネットワークの構造 |
通信の歴史やネットワークの構造,OSI参照モデルについて解説する. | |
2 | ネットワークの種類 |
アナログとデジタルのネットワークやネットワークにおける交換方式,規模や形状によるネットワークの分類について解説する. | |
3 | イーサネットにおけるネットワークの構成 |
イーサネット,レイヤ構造での通信処理,ビットレートについて解説する. | |
4 | 最小ネットワーク構成によるLAN |
最小構成のLANについて解説し,スイッチングハブの役割について説明する. | |
5 | ルータによるネットワーク |
IPアドレスについて説明し,ルータとIPについて解説する. | |
6 | ネットワーク層の機能 |
IPアドレスとサブネットマスク,IPのルーティング,pingコマンドについて解説する. | |
7 | TCPとUDP |
トランスポート層でファイル転送で使用されるTCPとUDPの動作について解説を行う. | |
8 | 中間試験 |
1回目から7回目までの内容を試験. | |
9 | DNSとDHCP・中間試験問題解説 |
中間試験問題について解説する.ドメイン名の使用方法や階層的な命名法について紹介し,DNSとDHCPの役割と動作について解説する. | |
10 | プライベートネットワーク |
プライベートネットワークとゲートウェイについて解説する. | |
11 | リモートアクセスとFTP |
TelnetやSSHなどのリモートアクセスについて紹介し,FTPを用いたファイル転送について,その挙動も含めて解説する. | |
12 | 電子メール |
電子メールの概要とメール送受信で使用されるプロトコルについて解説する. | |
13 | World Wide Web |
WWWを実現するためのHTMLについて紹介し,HTTPによる通信の仕組みとwebサーバの構築するための技術を解説する. | |
14 | ネットワークの安全管理 |
ファイアウォール,暗号技術などについて解説する. | |
15 | 待ち行列 |
Webサーバにかかる負荷の評価など,ネットワークの性能評価技術の基礎となるモデル化手法の考え方を解説する. | |
備 考 |
後期中間試験および後期定期試験を実施する. 本科目の修得には,30 時間の授業の受講と 60 時間の事前・事後の自己学習が必要である.事前学習:シラバスを参照し,事前に授業範囲について教科書を熟読しておくこと.事後学習:授業で学習した内容に関する教科書や配布した資料を復習し,理解を確認すること.また,授業で指示した課題に取り組むこと. |