教員紹介(一般科)
八百 俊介
YAO Shunsuke
メール:
TEL:078-795-3300
- 職名
教授
- 専門分野
人文地理学
- 現在の研究課題と概要
- 地域社会の運営と地域共有財産の活用
近年、高齢化対策や災害時の相互援助組織としての地域社会が見直されている。その反面、特にニュータウンにおいては、外的サービスによる機能代替や混住化による地域社会の不活性化も問題になっている。本研究では地域社会活性化の方策を組織構造や運営の面から考察する。特に、活動の活性化の鍵となる財政基盤について地域で所有する共有財産の活用について環境評価の観点も取りいれて考察を行う。
- 都市河川をめぐる空間変化と住民組織の対応
河川は、地域住民には所有権はないにもかかわらず、様々な形で住民が利用してきた。しかし、治水施策の結果、住民と河川が物理的に隔離されるとともに、生活様式の変化から住民と河川の心理的距離も拡大している。一方で、アメニティの一環として河川の有用性も重要視されている。本研究では、アメニティとしての河川を再生するため、形態や利用と住民にとっての河川の位置づけや河川に対する作用の因果関係を開明する。
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- 研究業績(主要3件)
- 農村開発の論理-グローバリゼーションとロカリティ-
1998年、古今書院、共訳
- 都市近郊農村における入会林野利用による農家の個人増収-兵庫県神崎町根宇野区を例として-
1994年、兵庫地理第39号
- 技術と身体-日本「近代化」の思想-
2006年、ミネルヴァ書房、共著
- 所属学会、協会
人文地理学会
地理科学学会 - 担当教科
地理、社会科学特講、地域学
- アーチェリー部顧問