教員紹介(都市工学科)
上中 宏二郎(個人のページはこちらです)
UENAKA Kojiro
UENAKA Kojiro
メール:
TEL:078-795-3269
-
1.職名
教授 -
2.専門分野
構造工学,コンクリート工学 ,複合構造 -
3.現在の研究課題と概要
-
1)中空式二重鋼管・コンクリート合成部材の終局強度に関する研究
中空式二重鋼管・コンクリート合成部材(以下,CFDSTとする)とは,同心円上に2つの異なる径の鋼管を配置し,それらの間にコンクリートを充填した断面を有するものを指す。したがって,従来のコンクリート充填鋼管柱と比較して,軽量となる利点を有する.
本研究では, 主にCFDST特有のパラメーターである内径・外径比(Di / Do)が,終局強度に与える影響について実験的に検討することを目的としている。 -
2)構造用軽量骨材コンクリートの新たな活用
骨材を軽量化させた構造用軽量コンクリートは,従来のコンクリートと比較して20%程度の軽量化となる。しかしながら,せん断強度は曲げ強度は従来のコンクリートと比較して低下する。本研究では,構造用軽量コンクリートの新たな活用について実験的に考察する。 -
3)コンクリート充填楕円鋼管部材の終局強度
楕円鋼管内にコンクリートを充填したコンクリート充填楕円鋼管部材(CFEST)は,河川橋脚に適用すると高い耐震性能を有する従来のコンクリート充填鋼管の特長を保持しつつ,洗掘の防止効果が得られる。
本研究では,大径厚比を有するCFESTの終局強度の解明を目的とした実験的検討を行い,径厚比ならびに直径比が力学特性に与える影響について解明することを目的とする。
-
-
4. 研究業績(主要5件)
- 上中宏二郎,角掛久雄(2024): 二重ステンレス鋼管・コンクリート合成短柱の圧縮強度, コンクリート工学年次論文集, 日本コンクリート工学会,Vol. 46, No. 2, pp. 607-612.
- 上中宏二郎,水越睦視(2023): 軽量骨材コンクリートを充填した中空式二重鋼管合成部材のせん断特性, コンクリート工学年次論文集, 日本コンクリート工学会,Vol. 45, No. 2, pp. 715-720.
- 上中宏二郎,水越睦視,東山浩士(2022): 軽量骨材および使用済み碍子細骨材を用いたコンクリート充填角形鋼管部材の曲げ特性に関する基礎的研究, コンクリート工学年次論文集, 日本コンクリート工学会, Vol. 44, No. 2, pp. 667-672.
- Uenaka, K. and Mizukoshi, M.(2021):Lightweight Concrete Filled Steel Tubular Beam under Bending-shear, Structures – Research Journal of The Institution of Structural Engineers, Elsevier, Vol. 30, pp. 659-666.
- Uenaka, K.(2021):
Concrete Filled Double Skin Square Tubular Stub Columns subjected to Compression Load, Structural Engineering and Mechanics -An International Journal, Techno-Press, Vol. 77, No. 6. pp. 745-751.
-
5. 所属学会,協会
土木学会,日本コンクリート工学会 -
6. 担当教科
本科
-
構造力学I,構造力学IV,都市工学実験実習,卒業研究
-
専攻科
-
応用構造工学II,専攻科ゼミナール,専攻科特別研究I,専攻科特別研究II
-
7. 顧問
デザコン研究会