教員紹介(電気工学科)
- 職名
教授
- 専門分野
電力工学
- 現在の研究課題と概要
- 太陽光発電、熱電発電器などを用いたハイブリッド発電の導入推進
- 熱電発電器による産業廃熱の有効利用
自然エネルギーを利用する太陽電池や、廃熱を有効利用する熱電発電器は環境保全のために有効な手段と考えられる。それらの導入を促進するため、発生電力の有効な利用法の検討や、運転方法の最適化による高効率化を進め、導入への推進力とする。また、独自で太陽電池を製造する事により製造プロセスの簡略化、低コスト化に寄与する技術を開発する。
熱電発電器は出力や温度などの変動の激しい廃熱を電力に変換回収することを可能にする技術である。しかし、その要となる熱電半導体の効率が低く、また、コストが高いため、実用化に至っていない。そこで、蓄熱器を導入するなどより高性能化を進め、必要とする熱電発電器の容量を縮小することにより、初期投資を抑制することができる。本研究では熱電発電システムの実質的なコストの低減を実現し、その導入を推進することを検討している。
- 研究業績(主要3件)
- 高温熱媒体油加熱熱電発電器の試作
電気学会論文誌B
平成13年9月号pp.1175-1180(2001) - 熱電発電器への蓄熱器の導入効果
電気学会論文誌B
平成12年12月号pp.1699-1704(2000) - 高温廃熱を利用した熱電発電器の特性解析と最適設計手法
電気学会論文誌B
平成8年3月号pp.224-230(1996)
- 所属学会、協会
電気学会
IEEE - 担当教科
電気回路I、電気回路II、工業英語、送配電工学、電気工学実験実習、専攻科エネルギー工学、専攻科ゼミナール、専攻科特別研究
- テニス部顧問
- 受賞学術賞
1993年電気関係学会関西支部連合大会奨励賞