教員紹介(応用化学科)
下村 憲司朗
SHIMOMURA Kenshiro
メール:
- 職名
准教授
- 専門分野
植物栄養学, 植物分子生物学
- 現在の研究課題と概要
- ミヤコグサアルミニウムイオン耐性遺伝子の解析一般的にアルミニウムイオンは植物の根の伸長を阻害する事が知られている。ダイズに代表されるマメ科植物は
根で根粒菌と共生し、窒素源を獲得していることから、根の伸長阻害は重大な影響を及ぼすと考えられている。
本研究室では他の植物種で既知となった耐性関連遺伝子を中心に、マメ科モデル植物のミヤコグサを用い、
耐性関連遺伝子の性状解析を進めている。 - オオアブラギリの遺伝子組換え法の確立植物由来の油脂は再生可能エネルギーの一つとして着目されている。古くから日本に自生しているオオアブラギリは
熱帯地域で栽培されているヤトロファと同様に、種子に多くの油脂を貯蔵する。
しかしながら、オオアブラギリの種子に含まれる油脂は乾性であるため、貯蔵に向かない。
そこで、油脂特製の改変が必要となる。期待される手法としては遺伝子組換えによる育種であるが
オオアブラギリの遺伝子組換え法は確立していない。そこで、個体再生条件および遺伝子導入法の
条件検討を進めている。 - LED照明を用いた小型植物栽培装置の開発に関する研究近年、家庭菜園がブームとなっている。特に葉野菜を栽培する場合、害虫対策が必要となる。
LED照明による室内栽培は害虫被害を軽減でき、消費電力も少ないことから家庭向きといえる。
本研究では限られた光量を有効に活用するために、栽培品種ごとの最適照明条件を解析している。 - 研究業績(主要3件)
- “LjnsRING, a Novel RING Finger Protein, is Required for Symbiotic Interactions Between Mesorhizobium loti and Lotus japonicus”, Shimomura K., Nomura M., Tajima S., et al.,
Plant and Cell Physiology,
47(11):
1572-1581
(2006) - “Large-scale analysis of gene expression profiles during early stages of root nodule formation in a model legume, Lotus japonicus”, Kouchi, H., Shimomura, K., Hata, S., et al.,
DNA research.,
11:
263-274
(2004) - “ミヤコグサALMT1遺伝子の性状解析”, 下村憲司朗,米田裕基,
神戸市立工業高等専門学校研究紀要,
50:
109-112
(2012) - 所属学会、協会
日本植物細胞分子生物学会 日本植物生理学会
- 担当教科
H26年度 生物化学I 生物工学 生物化学II 分子生物学I 分子生物学II 専攻科ゼミナールI、II 基礎化学実験 生物工学実験
-
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