教員紹介(一般科)

• • 職名

准教授

• • 専門分野

植物組織培養・植物生理学

• • 現在の研究課題と概要
    1. コケ原糸体における培養特性の解析に関する研究

 

コケ植物は，世界では約18,000種，日本でも1,800種近くが報告されている．これらが生育する環境はさまざまである．コケ植物は，胞子が発芽すると糸状，もしくは塊状の細胞の集まりを形成し，これらは原糸体と呼ばれる．この原糸体の上に芽が形成し，それが生長を続けると普段目にするコケの形になる．本研究では，さまざまな生育環境から採取したコケ原糸体を培養し，その培養過程で見られる生長特性を主に形態観察や生長量の測定から解析する．これにより，採取した生育環境の違いや種間において特有の違いが見られるのかを明らかにすることを目的とする．

• • 1. コケ原糸体の工業的利用に関する研究

 

コケ原糸体の特性を生かした工業的な利用価値を検討し，実際に使用する際の条件の確立と効果の検証を目的とする．

• • 研究業績（主要３件）
    1. “高専におけるコケ植物を用いた生物授業の開発”
       大塩愛子, 福本晃造, 浅田祥司: 日本高専学会誌, 19(3), pp.67-70 (2014, 7)

 

• • 1. “Effect of sugars on the protonema growth of Pohlia flexuosa.”
       Oshio, A. & Y. Takahara: Bryological Research, 11(1), pp.6-10 (2014, 3)

 

• • 1. “ケヘチマゴケ原糸体を用いた実験方法の開発”
       大塩 愛子, 高原 美規: 蘚苔類研究, 10(12), pp.401-406 (2013, 12)
  • 所属学会、協会

日本蘚苔類学会
日本高専学会
日本理科教育学会

• • 担当教科

化学(1, 2年)
生物(2年)

• • 顧問

剣道部
環境地域貢献同好会