教員紹介(電気工学科)
- 職名
教授
- 専門分野
パワーエレクトロニクス
- 現在の研究課題と概要
- 高周波電力変換装置に関する研究
- 太陽光発電システムに関する研究
- 高調波、電磁ノイズの時間周波数解析
パワーエレクトロニクス機器は、スイッチング速度を高周波化することにより小型軽量化高機能化が進み、実際応用上大きな進歩を遂げている。本研究では、高周波化のメリットを更に引き出すことのできる新しい回路方式とその制御法の提案をし検討している。また、これらを用いた新しいシステムの開発についても検討を行っている。
太陽電池の出力電力は、日照条件などにより大きく左右されるため電力変換装置において太陽光出力の最大電力追従制御を行い、常に最大電力を取り出すようにしなければならない。本研究では新たな最大電力追従制御の提案を行い、より効率の良い太陽光発電システムの構築について検討を行っている。また実天候条件を用いる新しいシミュレーション法についても提案している。
パワーエレクトロニクス機器は、その動作の本質上、高調波、電磁ノイズの発生源となってしまう。本研究では、これまで周波数解析の主流となっているフーリエ変換ではなく、ウェーブレット変換による時間周波数解析を提案し、その有効性について検討を行っている。また、様々な対象に対しても時間周波数解析を行い、その応用性についても検討している。
- 研究業績(主要3件)
- 2次側位相シフトPWM制御を適用した高周波ACリンク三相DC-ACコンバータの動作解析
電気学会論文誌D分冊、Vol.119-D No.5、pp659-669、1999年5月 - 実天候条件を用いた太陽光発電システムの新しいシミュレーション方法及びその応用例
電気学会論文誌B、Vol.121-B、No.11、pp.1499-1505 - 変換器出力高調波低減の検討における時間周波数解析の適用
電気学会論文誌B、Vol.121-B、No.4、pp.442-448
電気学会
パワーエレクトロニクス研究会
制御工学、パワーエレクトロニクス、情報処理、電気工学実験、卒業研究、専攻科応用パワーエレクトロニクス、専攻科ゼミナール、専攻科特別研究