教員紹介(応用化学科)
小泉 拓也
Takuya KOIZUMI  メール:
TEL:078-795-3259
- 職名
教授
- 専門分野
有機化学
- 現在の研究課題と概要
- 「不安定中間体の化学(ビニルカルベノイドの反応)」
カルベンとは不安定な 2 価の炭素であり,様々な反応性を示す電子欠乏性反応活性種として
知られています。また,このカルベンの金属錯体であるカルベノイド(カルベンもどき)は
カルベンと同様の性質を示すことが知られています。
そこで,このカルべノイドにカルベン中心と共役できるビニル基を導入したビニル
カルベノイドに着目し,ヘテロ原子や炭素多重結合との分子内,分子間の反応を検討し,
反応機構の解明を目指しています。さらに生成物として,様々な生理活性物質に含まれる
ヘテロ環化合物を与えるためヘテロ環の構築における新手法として期待ができます。
- 「不安定中間体の化学(ビニルカルベノイドの反応)」
- 研究業績(主要3件)
- Acid-Catalyzed Transannular Cyclization of 3aH-Cyclopentene[8]annulene-1,4- (5H,9aH)-diones
and Some Proposed Mechanisms
J. Org. Chem. 2005. 70, pp. 8364-8371.
- Kinetic Evidence for Remote p-Aryl Participation in the BF3-catalyzed Rearrangement of
[2+2] Photocycloadducts of Diarylhomobenzoquinones with Diphenylacetylene
Org. Lett. 2004. 6, pp. 4081-4084.
- The Mechanism of Novel Consecutive Rearrangement of Cyclobutene-fused
Diphenylhomobenzoquinones Catalyzed by Lewis Acids
J. Org. Chem. 2004. 69, pp. 4577-4585.
- Acid-Catalyzed Transannular Cyclization of 3aH-Cyclopentene[8]annulene-1,4- (5H,9aH)-diones
- 所属学会,協会
日本化学会
- 担当教科
有機化学,有機合成化学,応用化学実験II (有機化学),基礎化学実験,卒業研究
- 顧問
ライトミュージック